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マージナルプリンス2の二次小説です

2026

0731
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2009

0906
■マジプリ1×マジプリ2

シェスカベリー大学のレディクレイヴズハウス。
放課後、寮生達はサロンに集まって、テレビゲームをして遊んでいた。
今プレイしているのは格闘ゲーム。2対2のタッグバトルのようだ。
それぞれが操作しているキャラクタは、チームカラーのバンダナや帽子を身に付けている。
テレビの右側に並んで座っているリチャードとケイがチーム・レッド。
左側に居るユリウスとシノブがチーム・ブルー。
「うわー! また負けた―!」
リチャードの雄叫びと共に、画面には勝者、チーム・ブルーの名前が表示された。
勝利チームは余裕の笑みである。
「お疲れ様でした、シノブ。また私達の連勝記録が伸びましたね?」
「うん。まあ、リチャード相手に僕達が負けるわけないから」
リチャードがケイの肩を揺する。
「なんで俺達いつも負けんだよー。もっと俺をフォローしてくれよ、ケイー」
シノブがリチャードを睨む。
「お前が自分勝手に動くからだろ? ケイは悪くない」
「そうですね。リチャードの個人プレイが敗因だと思いますよ?」
ユリウスはニッコリと微笑む。
「君は自分一人で目立とうとするクセがありますから、何かとね」
「同感」とシノブ。
「クソー。おい、アレックス! 次はお前と組む! 俺とお前で、この二人、叩きのめそうぜ!」
コーヒーを飲んでいたアレックスが一言だけ呟く。
「興味ない」
みんなは同時に笑った。ユリウスはテレビの前から離れる。
「私も興味ないです、リチャードに」
シノブとケイも立ち上がった。
「僕もない」
「おーれもっ」
「あっ、おい、お前ら! 勝負はまだついてなっ」
「さて、ゲームは終わりにして、ティタイムにしましょう」

深みのある、芳醇な香り。濃い水色だ。
心地の良い渋味で喉を潤し、寮生達はひと息吐く。
今日の紅茶は、北インド産の秋摘みダージリンだ。
「あっ、そうだ! 今度の休暇さ、ケイんちに招待してくれよ!」
リチャードがそう言うと、ケイは紅茶を吹きそうになっていた。
咳き込んだケイに、大丈夫か、とシノブが声を掛けている。
「だ、大丈夫。でも、なんでリチャードが俺んちに? みんなの家と違って、
俺んち、ちょーフツーだから、何にも面白くないと思うけど?」
ガバッと肩を組まれた。
「何言ってんだよ。お前んちにはゲームがたくさんあるんだろ?」
意外とゲーマーの青い瞳がキラキラと輝いている。
「イギリスじゃ手に入らない、日本のレトロゲームも!」
「えっ? まあ、それなら、あるけど」
「日本のゲームソフトはハイクオリティだから好きなんだよ。
強化合宿ってヤツだよ、強化合宿。んで、今度こそ俺が勝つ!」
「えー。ゲームが目的でうち来るのー?」
アレックスがふらりとこちらに来た。
「ケイの家、行くのか」
「おっ! なんだよ、アレックス。じゃあ、お前も一緒に来るか!」
「行ってもいい」
「おっしゃ! な、ユリウスとシノブも来るだろ?」
振られた二人は顔を見合わせた。
「日本、ですか。もちろん、行きたい気持ちはありますけど」
ユリウスの後をシノブが続ける。
「僕達四人揃ってケイの家に行ったら、迷惑じゃないのか?」
「何が? だって、ケイんちではゲームするだけだぜ?
ベッドが足りないなら、どっかのホテルに泊まればいいんだし、
食事だって、その辺のパブに行けば、問題ないだろ?」
シノブの翠色の瞳がパチリと瞬く。
「ほんとに、ゲームがしたいだけなんだ」
「ああ」
「日本って、他に見るところ、たくさんあると思うけど」
「あっ。そうだよなっ! せっかく日本まで行くんだから」
「そうだろう? 歴史ある建造物とか」
「ゲームセンター行って、日本のアーケードゲームもチェックしなきゃな!」


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